社長blog生きてる甘酒とは

飲む点滴と言われる甘酒

冬に飲むイメージがあるけれど
夏の季語なんですよ

昔は暑い季節の滋養強壮に重宝
していたんです

昔っていうのは江戸時代とかの
話で、文献が残ってるんですよ

簡単!家庭の甘酒の作り方は
https://www.youtube.com/watch?v=cJLxTedjuKU
ポイントは炊飯器で保温^^


さてここで、発酵食品全般に
言われるんですが

麹菌(糀菌)が

生きている とか 死んでいる

とかいう曖昧な表現!

菌が生きていると、確かに身体に
健康に良さげな感じがしますよね

これを解りやすく解説しますね

麹菌(糀菌)はなぜ身体にいいのか
というと

麹菌が大量の酵素を作り出すから
なんですね

他にも、美白に良いこうじ酸を
作ったり

美容によいビタミンB群を作ったり

腸内細菌のエサになるオリゴ糖を
作ったり

などなど、身体に有用なものを
沢山作ってくれるのです

ここで重要なキーワードは
「作る」なんです

麹菌(糀菌)自体は呼吸も食事も繁殖
もするれっきとした生き物です

麹菌(糀菌)が作った酵素などは
包丁やスプーンなどの「道具」
と思ってください

「道具」はタンパク質でできています

麹菌(糀菌)自体ではなく、道具が
身体に有用なんですね

麹菌(糀菌)は「道具」を作って
くれているわけです

よく甘酒を作るときに

お粥を炊いて、60℃まで下げたら
米麹をいれて6時間などといわれ
ますが

この麹菌(糀菌)は生き物ですから
60℃にさらされると麹菌(糀菌)は
死んでしまうので「道具」を
作れなくなってしまうのです

ちなみに60℃というのは
牛乳などの低温殺菌の温度

つまり生きてる菌が死ぬ温度
になります

考えてみてください

60℃のお風呂には入れませんよね

ただし、この時点で身体によい
「道具」

つまり、酵素などは甘酒の中に
たっぷりと出来上がっているので
健康効果は高いわけです

一般に流通している甘酒は
は麹菌(糀菌)が死んでいると
言われるゆえんですが

味の変化や雑菌の繁殖を抑える
ために高温殺菌するのが一般的

麹菌(糀菌)は60℃で死にますが

「道具」である酵素はなにで
できていましたっけ。。。

そうです、「たんぱく質」ですね

たんぱく質は高温にさらされると

肉や卵のように色などの見た目や
食感が変化して、それが冷えても
元にはもどりませんよね

60℃の熱で壊れなかった酵素も
90℃の熱では壊れます。

(道具なので壊れると表現します)

一般流通させる甘酒は味の変化や
品質の劣化、雑菌の繁殖を防ぐ
ために

90℃以上で殺菌しないと過酷な
流通過程に耐えられないのです

中には、酵素を壊さないために冷凍
したりしているものもありますが
  
酵素を壊さないためには家庭で
手作りする甘酒が一番という
ことになりますね

簡単!家庭の甘酒の作り方は
https://www.youtube.com/watch?v=cJLxTedjuKU

更新:2021年04月06日